オレ達の青春“on the stage”〜宏version〜
告白〜宏side〜

〜宏side〜

オレの中で大きな決意をした次の日、オレはメンバーを呼び出した。


正しく言うと、呼び止めた。



だから、オレ達はメンバー勢ぞろいで楽屋にこもっていた。



でも、オレは、なかなか話を切り出すことが出来ずにいた。



「……お前と天音チャンが何かあった事、オレ等はもう気づいてるんだけど?」
しびれを切らしたのか、蓮が話し出す。



「もう話せるようになったんだよね、僕達をここに集めたんだから」
颯人が言葉を続ける。



「全部、吐き出せばいいじゃん。オレ等、お前の話が終わるまで口だししないから」
唯斗が話しやすいように促してくれた。



『……話すよ。全部』
思っていたより、オレの口調はしっかりしていた。










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