海よりも。

君との出会い


「お前、どこから来た?」

振り向くと...

私と同じ歳くらいの男の子がいた。

「私??私は東京から来たの。」

「東京!?なんで...」

「ストーーップ!!!!
ここが何県だか言わないで!!」

「なんでだ?」

「家出...してきたから。」

「はぁ!?家出!??」

「うん。」

「まじかよ...
てかここが何県だかわかんないって
ことは、親戚もこの辺にいねーの?」

「うん。てかなんで私が
ここの人じゃないってわかったの?」

「え...それは、、、、
なんかちげーオーラが出てたし。」

「は!?オーラ!??」

「それより、お前早く帰ったほうがいいよ。」

「あんたには関係ないでしょ!??」

「だってお前いくとこねーんだろ?!」

「それはそうだけど...」

「じゃあさ...俺んち来る?」

「えっ!!いいの!???」

「あぁ。行くとこねぇんだから仕方ないだろ。

その辺で死なれても困るしな。」

「死なないよ~!笑」




「え...やっぱお前...気づいてない....のか...」



「なんか言ったぁ??」

「なんでもねぇよ。行くか!」

「うんっ!!」
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