紳士的なLady
保健室のドアが、不自然にカタカタと揺れる。
私がピクリと身体を反応させた、その直後。
ガシャンと、大きな音を立てて、ドアが勢い良く開いた。
「剣ぃいいぃい!!怪我、大丈……」
この状況の中、入ってきたのは鈴音。
持って来てくれた、私の制服をバサァッと、床に落とす。
まるで、お笑いのコントのように。
これは、どうしようも無い。
「剣ちゃん、元気そう?鈴音ちゃ……」
「架月ー。剣ちゃんに怪我は無いかーぃ……」
何てタイミングの悪さ。
顔を不自然に引きつらせる事しか出来ない。