紳士的なLady



今思えば、その日は厄日だったのかもしれない。




私は五月蝿い2人を放っておき、鞄を取りに行こうと、教室へ向かった。






それが間違いだった。




頭の中には“後悔”という2文字の波が押し寄せてくる。








あの時、鞄を持って部活に行っていれば。


あの時、教室に鞄を取りに行かなければ。


あの時、家に帰っていれば。






あの時、彼に会わなければ。


こんな目に遭わなかったんだろう。









*告白メヌエット*



< 15 / 312 >

この作品をシェア

pagetop