紳士的なLady
「架月?」
何かヤバイと感じた。
恐る恐る架月に声をかけたその瞬間――、
「んむッ?!」
唇が塞がれた。
何度も何度も、角度を変えて口付ける架月。
嘘?!
嘘でしょ?!
こんなのってアリなの?!
唇をぎゅっと噛み締めているけど、
息苦しくなってきた。
いつかキスされた放課後みたいに、すねを蹴ることは出来ない。
手首も掴まれて、拘束されたまま。
怖い、と言うよりも
いつもと違って、不自然なのが気になった。