紳士的なLady
私の頭の中で、パチンッと音を立てて何かが破裂した。
バレテシマッタ。
彼二笑ワレテシマッタ。
既にショートしている私の頭は、何も考える事が出来ない。
いや、何か言葉を言うのも難しいと思う。
「満原」
再び、彼に呼ばれたような気がして、立ち上がってしまった。
ヤバ……。
立ち上がった時点で、私と彼との距離は10センチ程。
私が持っている定規よりも短い。
突然立ち上がった私に驚きながらも、彼はまだククッと喉の奥で笑っている。
ムカつく……!