紳士的なLady
呆気に取られて、架月を見る。
「何だよ」
さっきまで、本当に面白そうに笑ってたのに、一瞬にしていつも通りの不機嫌な顔に戻った。
「……ううん。笑うんだなって思ったの」
「笑っちゃ悪いのかよ」
「悪いとは一言も言ってないでしょ」
そう言うと、ムッとさらに不機嫌そうな顔になる。
相手が架月にしろ、こんな事は言っちゃダメだよね。
もう口が開かないように、視線を架月からノートへと移した。
その時だ。
「お前さ、昨日俺がやった事、覚えてる?」
突然、架月の口からそんな言葉が出た。