紳士的なLady



保健室に着くと、先生が驚いた顔で私を見る。

簡単に事情を話して、田崎さんをベッドに寝かせる。



「満原さん。今から職員会議で保健室に居れないから、代わりに居てくれない?」





何て事だ。

今から部活に戻らなきゃいけないのに。



でも、田崎さん置いて部室に戻ったら、千波にまた何か言われるだろうし。



「……分かりました」

「ありがとう!じゃあ、お願いね」



先生は嬉しそうな顔で白衣を脱ぎ捨て、すぐに保健室から出て行った。




さてと。


この時間、何しようかな。

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