純粋☆2

2度目の・・・

その週の土曜日になり、夢芽は博人の家に着くとインターホンを連打する。


う、うるせーな


頭をかきながらカメラを見て受話器を取る。


「はい?」


寝起きのため、ちゃんとカメラを見ても誰だか判断できない。


「夢芽です、ひろくーん?」


「あ、!今からあけるから待ってろよな」


夢芽だったのか・・・


ジャージ姿で出てきた博人。

「おじゃまします!てか寝てたでしょ?」


「うん、昨日学年の先生と飲み会で」


「そっかあ!」


夢芽は荷物を持って博人についていく。


言われた場所に荷物をおいてソファーに座った。


「ねむいよ~」


「いつも夢芽はそればっか、だから授業もたまにわからなくなるんじゃん!」


「え?そんなことない、も、ふぁー!」


あくびをしてしまった。

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