放課後恋愛

「今の笑顔、すげぇいいじゃん…。」


え…?


手帳を閉じて、視線をそーっと上げると、九条君が嬉しそうに私の顔を見ていた。


「もっと見せてよ。」

「無理。」


九条君の言葉に即答した。

私から笑顔がすぐに消えたのは言うまでもない。


どうして、わざわざ九条君に笑顔を振りまかないといけないんだ…。


眉間にグッとシワが寄っていくのを感じた。



< 121 / 425 >

この作品をシェア

pagetop