放課後恋愛

「とにかくリビングに戻って待っててよ。もう少しで出来るから…。」


「んー…。あとちょっとだけ。」


私の後頭部に片手を添えて、優しく撫でる。


ゆっくりした九条君の手の動作に反比例して、私の鼓動は一層速くなっていた。

“ちょっと”って、どれぐらいの時間のことだろう…?


10秒…?
1分…?


早く離れてくれないと、この甘い香りと温もりに目眩がしそう…。



< 282 / 425 >

この作品をシェア

pagetop