放課後恋愛
「やっ…やだ…!離して!」
九条君の胸を押し返そうとしたけど、ギュッと強く抱きしめられた。
「離さねぇ…。紗智に誤解されたままなんて、絶対に嫌だから。」
「ご、誤解って何よ…。とにかく離してってば!」
大きな声で返すと、九条君の唇が耳たぶに微かに触れるのを感じた。
「紗智…、俺の話を聞いて欲しい…。」
低く囁きかける声に、心がドクン…と波打つ。
唇をキュッと噛みしめていると、九条君の吐息まじりの声が聞こえてきた。