生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。
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「未愛ちゃんに紅羽、こっちこっち!春流も久しぶりだなぁ!」




小杉春流を連れて第三体育館に到着すると、集会の準備を終えたばかりの由羽先輩が笑顔でお出迎えをしてくれた。


館内な既に生徒で埋め尽くされており、友良や最近元気に登校を再開した広瀬君の姿もある。


入り口に視線を移動させると、紅羽先輩の言葉に影響されたのか、学園長達も到着していた。




「準備はバッチリなようだな」



「って、瑞希!何企んでんだよ」




由羽先輩と共に準備をしていた瑞兄が、あたし達の前に姿を現す。と同時に、小杉春流の大きな声が体育館中に響き渡った。


確かに、訳も分からずに学園長室から連れ出されて、こんな状況に直面しているアイツの気持ちは理解出来るけれども。




「楽しい事だからそんなピリピリするな。見てろよ、春流。俺達生徒会は、今から全力でお前を救って見せるから」




そう力強く発言する瑞兄は、あたしの“お兄ちゃん”では無く、ちゃんと“生徒会長”の顔をしていた。




「そろそろ、ショータイムの始まりだ」




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