生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。
「瑞兄…?」
「…今の俺に、話し掛けるな」
「へ…?」
「悪い未愛。…俺、先に次の場所、行っとくから」
頭をクシャクシャと掻き上げた瑞兄は、あたしと目を合わせる事も無く、スタスタと先を歩いて行ってしまった。
「大丈夫?未愛ちゃん」
「あ…紅羽先輩…」
あたしは我に返り、ハッとする。
誰かの体温で包まれたと思ったら、それは紅羽先輩があたしを抱きしめてくれていたから。
あたしの視界に映る紅羽先輩は、とても悲しそうで、辛そうな表情をしていた。
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