生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。



「瑞兄達、今何処に居るんだろう…」



「さぁ?とりあえず向かうか、時計台に」



「そうだね!さ…行くよ、小杉春流!」




あたしはヤツの腕を取って、ホテルから時計台に向かい始める。


外に出ると、あたし達の心情とリンクするような、晴れ晴れとした青空が一面に広がっていた。




―――「ねぇ、さっき抱き合ってた二人の正体、気付いちゃったんだけど…」



「え…何?」



「あの二人、来紋学園生徒会の一年生だった…」―――




小杉春流の秘密を知ってしまった故、あたし達にこれから様々な試練が襲い掛かって来るなんて事は、


…予想すら、出来なかった。




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