イジワルな先生
1.最悪な男
「よしっ!!準備OK。」


園田 真凛(そのだ まりん)
16歳
今日から華の女子高生!!


今日から私は高校生。
鏡にうつる私は、ずっと憧れだった高校の制服を着ている。


「キャーッ!!この制服が着られるなんて夢みたいっ!!」


私ったら、朝から気持ち悪いほどニヤついちゃってるよー…。
だって、ずっと憧れてた高校なんだもん!!


私がそこまで憧れる高校っていうのは、


星条高校(せいじょう高校)

超がつくほど頭の良い高校で、頭が悪い私なんかには縁のない高校だと思ってたのに…。


あれは、去年の高校見学会のときのことー…

ーー
ーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー……

「真凛ー!!早くしないと先行っちゃうよ〜?」


縁のない高校だけど、見学くらいならって親友の由利と、星条高校の見学に来てみた。


「ごめんっ!今、行く〜。」


いけない。私ってば、またフラフラと〜…(汗)
でも、さすがは進学校。
不良のいる高校とは違って、ゴミなんて一つも落ちてなければ、落書きだってない。


「真凛〜、やっぱ頭の良い学校は他とは違うね。みーんな真面目そうな人ばっかり…。」


由利は、つまんなそうに先輩たちの教室を覗いている。

確かに、教室を見てみると、真面目そうな人たちが真剣に黒板を見つめている。


「やだね…なんか。もっと不良的な先輩とかいないのかな?」


………。
由利は、かなりの男好き。
ってか、イケメン好き?
暇さえあれば、イケメンがいないか探しているほどだ。
ちなみに、不良大好きっ子。

「ここに不良はいないでしょ〜。逆に、いたら見てみたいよ…。」


適当に返事をしてみる。


「あーぁ。イケメン〜イケメン〜イケメン〜。」

由利は聞いちゃいない…。
もう、ほっといて行こ。
そう思って歩きだしたときだった。


『ドンッ!!』


イッタ!!!!
誰かに勢いよくぶつかった。
気分は最悪。
まじで痛すぎる。
鼻がジンジンするしー…(泣)

「もー!!誰っ!?」

顔を上げたその時…
上から冷たい声。

「いってーな…。ボーッとしてるからだろ?中学生が。」
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