イジワルな先生

4.恋の予感

次の日、私はなぜだかいつもより30分も早く目が覚めた。


「……目、覚めちゃった。」


時刻は6時。
完全に目が覚めたから、いつもより早く学校に向かった。


私の家から学校まで約10分。
当然、まだ学校には誰も来てないはずだ。


「ってことは、一番乗り?」


……一番乗りだった。
いつもは時間ギリギリにしか着かない教室に、一番に着いてしまった。
なんだか得した気分だ♪


「おっはよー♪」


なんて、誰もいない教室に向かって挨拶してみる。
当然、返事はない。


とりあえず席に着いたけど、誰もいないからすることもない。
早く来るのも、案外つまんないもんだな〜なんて思いながら、机に顔を伏せると、だんだん眠気が襲ってきた…。


ーーー
ーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーーーーー……


バッ!!!!


ふいに目が覚めて、体を起こした。
いけない、いつの間にか…?
けど、教室はシーンとしている。


「あ…れ?まだ誰も来てない?てか、今何時…?」


時間を見ようと壁に掛けてある時計を見ようと、真っすぐに前を見ようとした瞬間。


「おはよ。」


椅子に座って足を組んで、こっちを見ている工藤と目が合った。


「はっ!?」


何で…何で工藤がいんの!?
時間は!?

時計を見ると、6時40分。
まだ生徒たちが登校するには早い時間だった。
先生たちだって、こんな時間には学校にいないはずだ。


「なに驚いてんだよ。俺がこんな時間にここにいることがそんな珍しいか?」


工藤は私の言いたいことを見事に言い当てた…!!
何か悔しい…。


「な…んで?工藤…じゃなくて、先生。なんでこんな早い時間にいるんですか?」


あっぶな〜。
思わず、工藤って…。


「まだ仕事が残ってたから、早めに来たんだよ。そしたらお前が、いびきかきながら寝てた。」


いびきっっ!?
私が!?
そんなところを工藤に…よりによって工藤に見られてたなんて〜…(泣)


「ぶはっ!!お前、おもしれーな。嘘だよ、うーそ。」

「なっっ!!!!!」

まんまと騙された…。
やっぱ工藤なんて嫌い!
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