年上彼女
抵抗するように
彼女が男の胸元を叩く
だけど、
男は、唇を離すどころか、
よりいっそう
彼女の唇に
自分の唇を押し付けている
それも、
角度を変えながら、
だんだんと激しく…
抵抗していた彼女も、
次第に
腕を男の背中に回し、
男のキスに
酔いしれてる…
男は
片手で彼女の後頭部を支え、
そして、もう片方の手は
彼女の巻髪を
弄んでいる…
それも、
彼女の表情を見ながらだ…
なんだ…アイツ…
誰も来ないのをいいことに
彼女の唇を、髪を
弄ぶ、そのオトコに
怒りさえ覚えた