君の面影
竜二のあの警告から1週間……


「ねぇ、いち…」
「あ、どうした?」
「この頃顔色悪いけど何かあったの??」


俺は愛を守るため、夜中に見回りをしている
確かに寝てねぇ分きついけど、愛になんも起きねぇ事を考えたら全然余裕だ


「別になんもねぇよッ☆」
「そっか、ならいいけど……」
「心配かけてわりぃな…」
「う、ううん! 悠愛は心配することしかできないし……本当はいちの役に立てたらいいのに…」


お前は十分に俺を支えてくれてるよ……
お前がいてくれるから俺は安心できるんだ


俺は心の中でそう呟き、愛を抱きしめた


「い、いち…?」
「俺はお前に心配させる様な事はしてねぇよ。だからそんな顔すんな!! な?」
「いち……」


愛は苦しく切ない顔をしていた


なぁ愛……

教えてくれよ……

なんでそんな苦しい顔をしてるんだ……?

なんでそんな切ない顔をしてるんだ……?

なんで……

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