それでも愛してる3~IKEDA
カウンターの奥に例のバー子は居る

「あれ?そこに居るのに気付かないのか?」

『え?嘘?』
と遥は驚いた顔でバー子の方を見る
『マジ?全然何も感じないわよ?』

ヤパ、遥でも感じ無いか…

俺は身体を起こしながら
「マスター、バー子心配かけたねありがと」

『あ、いけちゃん目が覚めた?』とバー子
『いけちゃん身体どこか悪いのかい?』とマスター

「いやいや、たまたまやで」と意味のわからない返事で俺は誤魔化す
「じゃ、お勘定~」
< 32 / 69 >

この作品をシェア

pagetop