あなたのそばで
最後の一年
ガチャ、ばんっ!!

「待って−!」

「おせぇーよ。」


一生懸命走って走ってやっと隼人に追いついた。

「はぁはぁ、何でおいてくの−!?」

「寝坊するやつが悪い。」


興味なさそうにあたまをかく。
そんなたいどにムカッときた。


「おこしてくれたっていいじゃん!!」

「めんどくせー。」



「もういい!隼人のばかー!」
「お、おい!待てよ」



あたしは全力で走り出した。
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