愛乗りシンドバッド
どすどすと地面を揺らして
部屋から出て行くのは
ナースキャップをつけた
女の看護士さん。

寝るためだけのような
小さな部屋。

ステンレスのベッドに寄せた
メディカル機器が目立ち、
そしてぼんやりした頭で
思い出せる、
ベイブリッジから
単車ごとダイブしたあの光景。

体を動かすとすごい痛くて
見ると所々にアザがあった。

……生きてたのか。
< 19 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop