アセトアルデヒドの悪戯(イタズラ)
けれど、連はそんなひつこく、何でもきき探るヒトでは、ない。
ちょっと、何か考えているふうだったけど、
「そうなんだ。体、こわさないように」
それだけ、言った。
「うん。ありがと」
白亜はほっとした。
けれど、今度こそ、
『じゃ』って帰ってしまう。
白亜は、立ち止まっている自分に気付いて、フロアまで駆け上がる。
それから、同じフロアに立って、連を見た。
「連は」
連は動かずに白亜を見た。
「・・・何買いに?」
やっと、話題を思いついた。
学校で会うのと違って、何だか緊張している。
だから、何を話していいかすら、分からなくなってる。
連はニッって笑う。
「オレは今頃生地買ってるヒトとは違うから」
「もう、だいぶ出来ちゃってるってこと?」
「うん。もう、縫い終わった。けど、ボタンが気に入らなくて、買いなおしに来たんだ」
ボタン、か。
ちょっと、何か考えているふうだったけど、
「そうなんだ。体、こわさないように」
それだけ、言った。
「うん。ありがと」
白亜はほっとした。
けれど、今度こそ、
『じゃ』って帰ってしまう。
白亜は、立ち止まっている自分に気付いて、フロアまで駆け上がる。
それから、同じフロアに立って、連を見た。
「連は」
連は動かずに白亜を見た。
「・・・何買いに?」
やっと、話題を思いついた。
学校で会うのと違って、何だか緊張している。
だから、何を話していいかすら、分からなくなってる。
連はニッって笑う。
「オレは今頃生地買ってるヒトとは違うから」
「もう、だいぶ出来ちゃってるってこと?」
「うん。もう、縫い終わった。けど、ボタンが気に入らなくて、買いなおしに来たんだ」
ボタン、か。