アセトアルデヒドの悪戯(イタズラ)
この時点で、あたしは正樹と背格好がそっくりだったらしい。

あたしが出て行くと、6年の仲間が、ひどい言葉であたしを迎えてくれた。


「泳げないなら、もう、帰れば?」


むかっとした。


「黙ってろ」


思わず言った。



声も、似ていたらしい。



< 43 / 54 >

この作品をシェア

pagetop