文系男子。

「まあ作家なんて大変よねえ…」

久留米が苦笑をしながらバーボンを煽った。

「…茜」

「あ、はい?」

「お前、知られたくない秘密を1番知られたくなかった人に知られたらどうする?」

「………そうですね…」

久留米が無言でバーボンの入ったグラスを渡す。
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