先生との恋☆Second・Story☆完結☆
静かに。
名前を呼ばれて、見上げられて見返せば言われる。
「俺に何か言うことがない?」
「へ?」
なんだと眉を寄せる。秋にいう事?
「別に、何も……」
と言いかけて。
見つけた1つの心当たり。
心ちゃんにばっと視線を移せば、困ったように肩を上げてはぁと息を吐きだした。
「あぁ……」
分かった。秋がふてくされてる理由。
「なんで俺より先に一緒に店行ってんの」
「いやーぁ。ね」
ごめん。それしか言えない。