年上の彼氏


「あ、あの・・・秋仁さんっ・・・」

慌てて腕を逃れようとするけど、一足遅く、そっとベッドに落とされた。

やばいよ。

なんで?

「昨日の今日だから、まだ少し痛いかもしれないけど」

そう言うと私の唇に秋仁さんの唇が重なる。

えっ?・・・・今の言葉って・・・。

唇が少し離れた時に

「ちょっと・・・まって、まって・・・」

「ん?」

秋仁さんの両肩を押して体を離す。

「あの・・・」

どう言えばいいんだろ・・・。

困ってると

「嫌か?」

真剣な顔で聞くから

「い、嫌って言うか・・・まだ、あ、明るいし・・・」

「恥ずかしい?」

「恥ずかしいって言うか・・・夜するものじゃないの?」

真剣に言ったのに

「・・・プッ・・・フフッ」

何故か笑ってるし・・・。

「へ、変なこと言った?」

「愛し合うのに昼も夜も関係ないだろ?」

「ええっ・・・そうなの?」

「そうだよ」

そ、そうなんだ・・・。

「私ずっと夜するものだと思ってた・・・。」

「・・・いつの時代の人間だお前は」

「だって・・・」

恥ずかしさで顔が熱くなる。

話が少しずれたところで、ちょっと体を捻る感じで秋仁さんの腕から逃れようとするけど、

「何してんの?」

あっさりつかまってしまい。

うう~。


そのまま甘く優しい時間に引きずり込まれた。













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