☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜
「もう諦めるから離してくれ」
太が全身の力を抜いて項垂れると、取り巻きたちも彼の体重を支え切れなくなって、手を放すしかなかった。
「てめえ、妙な気を起こすつもりじゃねえだろうな」
ひとりがそうやって凄んでいるのを尻目に「もう勝手にやってくれ」と手を振り、太はとぼとぼと歩き出した。
「やっぱりデブは使えねえ」「アイツ幼馴染みを見殺しにしたよ」
そんな罵声を浴びせ掛けられながら彼は廊下の角を曲がっていった。
「ふと……し……」
バンザイの格好で鴨居から吊り下げられた小粒は、また太から見捨てられてしまったと思い、もうどうでも良くなってしまった。
「さて、うるさいのも居なくなったから、ゆっくり楽しもうぜ?」
井手は小粒の身体に顔を近付け、上から下まで舐めるように見回した。
太が全身の力を抜いて項垂れると、取り巻きたちも彼の体重を支え切れなくなって、手を放すしかなかった。
「てめえ、妙な気を起こすつもりじゃねえだろうな」
ひとりがそうやって凄んでいるのを尻目に「もう勝手にやってくれ」と手を振り、太はとぼとぼと歩き出した。
「やっぱりデブは使えねえ」「アイツ幼馴染みを見殺しにしたよ」
そんな罵声を浴びせ掛けられながら彼は廊下の角を曲がっていった。
「ふと……し……」
バンザイの格好で鴨居から吊り下げられた小粒は、また太から見捨てられてしまったと思い、もうどうでも良くなってしまった。
「さて、うるさいのも居なくなったから、ゆっくり楽しもうぜ?」
井手は小粒の身体に顔を近付け、上から下まで舐めるように見回した。