愛ガ降る
大概くんが帰った後、最初に口を開いたのはお母さんだった。
「陸くんはいい子ね…。」
「…お母さん、あの…大概くんは…。」
あたしが口ごもっていると、さえぎるようにお母さんは言った。
「あずまの彼なんでしょ!」
「…知ってたの?」
「あずまを見てればわかるわよ!
それに、連絡くれた時も、病院に着いた時も、陸くんは丁寧に挨拶してくれたしね。」
「…大概くん、ずっと一緒にいてくれていたんだ…。」
そんな話しを聞いて、改めて大概くんの優しさを感じた。