旦那の貴方は俺様王子!?






「ーーで、あるからして、」





興味がわかない話が耳を通り過ぎていく。





「じゃあこの問題を…崎元!」




「…はい。」





話は聞いてなかったけど、例題を見れば大丈夫だ。





カッカッ・





チョークの音だけが教室に響く。





「これでいいですか?」




「ん!正解だ。」





パチパチパチ…





まばらな拍手が起こる。





「凄いな!礼人!」




「あんなの、陽太郎も楽勝だろ?」








< 163 / 205 >

この作品をシェア

pagetop