no drug no future
事務所に鍵がかかってるなんてことは初めてだった。

スタッフは暇なときは事務所でタバコを吸ったり、食事したりと出入りが自由だったから。

不審に思った私は静かにドアに耳をくっつけてみる。

コソコソと、話が聞こえた。

何を言っているか分からないけど、Psyjoと若い女の声がした。

とにかく、今は何か見られたくない状況だと勝手に察し、私は男のところに戻った。


私「すみません・・・。Psyjoさんいないみたいなんですよ・・・。言付けがあれば
お伝えしておきますが・・・。」

男「まじで?さっきアポとったのになぁ〜。まぁ、またくるよ。フライヤーだけ置いといて。ありがとうね!」

『ったく、またかよ!しょーもねー野郎だな』

と、独り言を残して去っていった。

その独り言は何かを知っているように思えた・・・。
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