no drug no future
意識が戻るとベットの上だった。

癒真くんがベットの横にいた。

私「あっ・・・癒真くん。」

癒真「おはよう。大丈夫?まだつらい?」

私「大丈夫だよ。本当に迷惑かけてごめんなさい。」

涙が流れる。

悲しいから?辛いから?怖いから?悔しいから?罪悪感で?

全部だった。


看護婦「あっ!目が覚めましたね、今先生呼んできますね」

先生・・・

本当に先生かな?

通警察に通報された場合現行犯で逮捕だ。

だから病院に警察が直接来るだろう。

心臓がドクドクしてきて目眩がした。

半分覚悟はできていた。

そのことに何も触れない癒真くんも、覚悟ができていたのだろう。

癒真「もう、馬鹿なことやめような。これかどうなったとしても、まだやり直せるよ。俺がそうするって約束する。これからは、くだらない事に使ったお金を違う事に使おう。俺たちの為になる事に。俺は、麗華ちゃんと幸せになりたいから。」

こんな状況にも私に優しく声をかけてくれる癒真くんに男を感じた。

そして、その言葉に救われた・・・。


サァーッ。

カーテンが開く・・・



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