no drug no future
そんなことがあっても、私たちは然程気まずくはならなかった。

前にも増して、クラブ以外でも遊ぶようになった。


そして敬ちゃんが私のことを好きになった。

同じく断った。

理由は癒真くんのときと同じ。

でも敬ちゃんは私の感性と驚くほど似ていて惹かれる部分もいっぱいあった。

皆と遊ぶと楽しい。

なんの予定もなくても、とにかく私たちは一緒にいなきゃダメになるみたいに共存した。

海にいったり、花火を観たり、遠くに行ったり・・・

嫌なことなんて無かった。

幸せ絶頂だった。

でもこうしていっぱい『Ring』との夏の思い出を作っていると私の心境が変化していった。

その中でも一番印象に残っている思いでは・・・
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