no drug no future
10章 苛立ち
癒真くんと付き合ってから2日目、私たちは引っ越しをした。

敬ちゃんにばれないように私たちは、手を繋いだりキスしたりとラブラブだった。

隠れてそういうことをするのもまたドキドキして楽しかった。

ちょっとロミジュリ気分?

でも実際引っ越して三人暮らしが始まると、そんな気持ちもすぐに失せた。

バイトもろくにしていない私たちはいつも三人が多かった。

付き合う前までの癒真くんと私は、二人で行動することも一切なかった。

だからいきなり二人で外出でもしたら、絶対に敬ちゃんに怪しまれる・・・。

だから敬ちゃんがたまにの夜勤バイトや、スタジオ練習のときだけ二人の世界を楽しめた。
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