no drug no future
クラブ(当時はユーロからトランス世代)に行けば草やケミカル(合法)をキメて狂ったように踊った。

とにかく手に入らないものなどなかった。

男も、お金も、快楽も・・・

東京が私を汚していった。

また私もすんなり受け入れていた。

努力することも知らず、嫌なことは一切近寄らない。

そう、まさに欲望でしかなかった。

何かに逃げるように・・・

何かに縋るように・・・

やりきれない孤独に押しつぶされないように・・・

こうしてしか生きていく術を見つけられなかったんだ。
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