=キング of ビースト=3



下に降りると料理や飲み物があり、本格的な宴会になっていた。




黒のレザーソファーに夜琉が、私が白のレザーソファーに腰掛けると弘樹の言葉で宴会わ始まった。




『那龍の繁栄を願って。』


そう言った弘樹わ、きっと心から願った事なのだろう。



ガヤガヤといつも以上に五月蝿い広間。


私と夜琉だけがソファーに座っていて。


璃玖や弘樹、紅雨ですら立っている。



私わぼけーっと広間の光景を眺めていた。


すると不意に足元から声が聞こえた。


「由莉さん。」


声のする方に顔を向けると、颯が私の足元で膝立ちをしていた。



「由莉さんー…


那龍に、夜琉さんのもとに戻ってきて下さってありがとうございます…。



那龍が由莉さんに出逢えた事。
ずっと感謝しますー…。」


そう言って軽く頭を下げた颯。



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