青春スパイ大作戦【短編集】
逆ギレすることにより、精神的に楽になったオレは、帰宅部だったので、掃除当番を終わらすと、ルンルンで家に帰る。

と、同級生に呼び止められた。

「あれ?帰るの?今日、16時からエロ本の関係者全員が呼び出しくらってるみたいやで?」

 な ん で す と ?

知らされた驚愕の事実。今の今まで全く知らなかったぞ。
ってか、君はなぜ帰り際にそんな情報教えてくれるかな。

さっきまでのルンルン気分が、一気に下り坂。

時刻は、15時半。

激しく行きたく無いが、様子を伺ってみるか。

2Fの渡り廊下の柱の影から、集合場所の1Fの職員棟の横を伺ってみる。


しかし、そこには、誰もいなかった。

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