あたし、花火。[短編49P][企画]
永井くんとあたしは最近、廊下で会えば止まって話したりしている。
徐々に、あの二人付き合ってるの? という声が広まってきていた。
「やっぱり、隠れ蓑(かくれみの)ですか……。先生が、そんなに大事ですか?」
ほら、あたしが何も言わなくても、ちゃんと分かっている。
本当は、花火大会を二人で歩いてのを沢山の人に目撃してもらう程度でもいいつもりだった。
けど、早くからそういう噂が広まるなら好都合。