私達の生きた道


「後で蒼空ちゃんにお礼言わないとね。」
「そうだね…」

ごめんね、蒼空。
私が倒れたばっかりに。


「お母さん、医師に知らせてくるわね。」
「うん…」

それにしても、
あの時の頭の激しい痛みはなんだったんだろう。

今もズキズキ痛いし…


もしかして、どこか悪いのかな?

だったら、早く治して欲しい。


バスケだって、やりたいし。
もうみんなに迷惑かけたくない。


しばらくすると、病室の扉が開いて医師とお母さんが入ってきた。

「あ、お母様はそちらに。」
「はい。」

お母さんは医師に促されて丸イスに座った。


先生は少し屈んで私を見た。

「立夏さん、調子はどうですか?」
「まだ…ちょっと頭が痛いです。」
「そうですか…」

医師はそれから心音を聞いたりした。

「では、また何かあったら呼んでください。」


医師は私に笑顔を向けて病室を出ようとする。


「あ、医師!」
「なんでしょう?」

私が呼び止めると、医師は扉を開ける手を止めて私を見た。

「私、どこか悪いんですか??」


医師は少し考えてから言った。

「それは、お母さんから聞いてください。それから、僕から詳しい事を話しましょう、では。」

そして。
医師は去って行った。


< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

2匹の蝶々 ーAfterー
梓猫/著

総文字数/3,010

恋愛(その他)10ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
世界で一番、大切にしたいと思った。 俺達はイケナイ関係。 だけど、だけど… 大好きだから君を手離せるわけがないんだ。 君は、こんな俺をどう思うかな? これからも、ずっと変わらず愛して欲しい…愛したい。 誰にも邪魔させねぇよ?? 君は俺だけのもの。 ※性描写含みます。 続きものですので、先に『2匹の蝶々』を読む事をおすすめします。
転校生はまさかの…!?
梓猫/著

総文字数/14,859

ファンタジー127ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「お前ら、まだ付き合ってないの?」 「うん…て、え!?」 転校生はあたしの未来を予知した。 いや、あたしの未来を教えてくれた。 2010/5/10 10000Pv突破♪ 2010/5/16 読者様10人突破♪ 読者様に感謝ですっm(__)m
2匹の蝶々
梓猫/著

総文字数/36,843

恋愛(その他)113ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
イケナイ恋だって、分かってた。 君は今。 後悔してる?? 俺は。 後悔なんてしてない。 だって俺は… 君を手に入れる為だったら、何だって出来るんだ。 だから、ねえ。 俺を求めて。 ※性描写含みます。 苦手な方はおすすめしません。 続編書き始めました、この作品を読んで気に入って頂けたらそちらも読んでくれれば光栄です。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop