好きとは言えなくて…
その時。スカートのポケットに入っている携帯が震えてメールが来たことを教えた。
「あっ! メール…」
菜美に聞こえるくらいの小さな声で言うとさっきまで泣きそうだった菜美が再び目を輝かせた。
さっきの涙はなんだったの?
そう思えるくらいの素早さだった。
でも菜美ならそれくらいの切り替えの良さがあってもおかしくない話なんだろうけど。
そんなことを思いながらポケットから携帯を出してメールを開いた。
宛名には佐倉君の名前があってその名を小さな声で呟いた。
それと同時になんといいタイミングでメールが来るんだよって思った。
そのため物凄く目を輝かせた菜美が私を見つめる。
そんな菜美を横目に私は佐倉君から来たメールを読んだ。
『俺の勘違いだった?
でも昨日は俺の相談を聞いてくれたから最上もなんかあれば相談しろよ?
本当に最上には感謝してるからさ(*´∇`*)』
少し前だったら嬉しい言葉なんだけど今は佐倉君の優しさが逆に痛い。
だから…
『そうそう!佐倉君の勘違いだよ(。-∀-)
なんでも聞いてくれるの?
だったら今好きな人がいるんだけどその人はもうすぐその人の好きな人に告白するらしいんだよね(´・ω・`)私はどうしたらいいと思う?』
そんなメールを打って送信ボタンを押していた。
佐倉君が自分のことだって気づくことなんてないのにね。
相談聞いてたら自分のことだって気づくなんて漫画の世界しかないんだから。
「あっ! メール…」
菜美に聞こえるくらいの小さな声で言うとさっきまで泣きそうだった菜美が再び目を輝かせた。
さっきの涙はなんだったの?
そう思えるくらいの素早さだった。
でも菜美ならそれくらいの切り替えの良さがあってもおかしくない話なんだろうけど。
そんなことを思いながらポケットから携帯を出してメールを開いた。
宛名には佐倉君の名前があってその名を小さな声で呟いた。
それと同時になんといいタイミングでメールが来るんだよって思った。
そのため物凄く目を輝かせた菜美が私を見つめる。
そんな菜美を横目に私は佐倉君から来たメールを読んだ。
『俺の勘違いだった?
でも昨日は俺の相談を聞いてくれたから最上もなんかあれば相談しろよ?
本当に最上には感謝してるからさ(*´∇`*)』
少し前だったら嬉しい言葉なんだけど今は佐倉君の優しさが逆に痛い。
だから…
『そうそう!佐倉君の勘違いだよ(。-∀-)
なんでも聞いてくれるの?
だったら今好きな人がいるんだけどその人はもうすぐその人の好きな人に告白するらしいんだよね(´・ω・`)私はどうしたらいいと思う?』
そんなメールを打って送信ボタンを押していた。
佐倉君が自分のことだって気づくことなんてないのにね。
相談聞いてたら自分のことだって気づくなんて漫画の世界しかないんだから。