僕は君の罪になりたい
「主任、熱が40℃あって頭もクラクラするので早退します」
「大丈夫かね?」
「はい。残りの授業とHRは時間が空いてる先生方に頼みましたので」
授業といってもテストも終わって夏休み前の授業だから
2学期にある体育祭や文化祭の話し合いをするだけだもんね。
主任に許可を貰い、帰りの支度をしていると
心配そうな顔をした藤原先生が顔を覗いてきた。
「大丈夫?私、車通勤だから家まで送って行こうか?」
「ありがとうございます。でも家近いんで大丈夫ですよ」
「じゃあ冷却シートあげるから貼って帰りなさい」
ペタリとおでこに冷却シートを貼って貰い、学校を出た。
外は太陽の日差しと蒸した空気で暑いはずなのに
寒気がして仕方ない。
「…う〜…熱出すなんて久しぶりだから辛い…」
知恵熱ってやつかしら?
これも全部
私を悩ませる成宮くんのせいね。
「…早く帰って寝よ」
フラフラする足にありったけの力を込めて家路を急ぐ。
「大丈夫かね?」
「はい。残りの授業とHRは時間が空いてる先生方に頼みましたので」
授業といってもテストも終わって夏休み前の授業だから
2学期にある体育祭や文化祭の話し合いをするだけだもんね。
主任に許可を貰い、帰りの支度をしていると
心配そうな顔をした藤原先生が顔を覗いてきた。
「大丈夫?私、車通勤だから家まで送って行こうか?」
「ありがとうございます。でも家近いんで大丈夫ですよ」
「じゃあ冷却シートあげるから貼って帰りなさい」
ペタリとおでこに冷却シートを貼って貰い、学校を出た。
外は太陽の日差しと蒸した空気で暑いはずなのに
寒気がして仕方ない。
「…う〜…熱出すなんて久しぶりだから辛い…」
知恵熱ってやつかしら?
これも全部
私を悩ませる成宮くんのせいね。
「…早く帰って寝よ」
フラフラする足にありったけの力を込めて家路を急ぐ。