きみのとなり


「お待たせー!!」



二人で笑い合いながら花火の続きを見ていた時、買い出しに言った梢と田中君が帰って来た。



「みぃたんと斗真、俺がいなくて寂しかった?」



「バーカ!啓太いない方が静かでいいし!」



「ひど!」




帰って来るなり鈴木君と田中君はじゃれ合って花火どころじゃない。




「ジュース、未来の分も買ってきたよ!」



「ありがとう!」



「うふふ…」



ジュースを渡してから、梢は怪しげな笑いを浮かべて私の横に移動してきた。




「何!?」



「鈴木と何か進展あった?」



梢はコソコソと私に話す。



「はぁぁ!?」



「ちょっと!シー!」



いきなりの変な質問に思わず大声を出してしまった。




「何言ってんの?」



「何って…鈴木と二人きりだったし…うちら気遣ったんだけどな」



「はぁ!?」



本日二回目の大声




「シー!もう…何にもないならいいよ…」



「…ない…よ」




でも、突然何で鈴木君?







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