今日から交換日記を始めました‼

花火大会と誕生日

民宿の手伝いはとにかく大変で、慣れている琉太をのぞいて、




私たち四人は昼食の時、話す事も出来ないくらい疲れていた。




「私もう駄目動けない。」




花火大会の為に泊まりに来るお客様の部屋の掃除。




今日帰ったお客様の部屋の片付けと掃除は、半端なく大変で、夕方花火大会に行く元気もなくなっていた。




「珠実私もう動けない。」




『私もシャワー浴びて寝たい。』



「珠実も華耶もいい加減にしろよ。」



もう夕食いらないなんて言ったら、琉太に怒られた。


夕食を済ませた私と珠実は、浴衣を着る事にした。



浴衣を着付けてくれるのは、大輔さんが好きな年上の女性。



柏木由記さん。



30才に見えない若い感じがする。



由記さんが私の浴衣を見て驚く、「この浴衣はあなたの物?」



「いえ、祖母のものです。祖母の名前は成島藍子といいます。

祖母をご存知ですか?」




由記さんが首を左右に振った。



『この浴衣何処で見た気がするけど、ごめんなさい思い出せない。


私10年前に事故で頭を打って、昔の記憶を無くしたままなの。』









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