今日から交換日記を始めました‼
放課後、琉太は剣道部へ、祐一郎と昴は野球部に入部した。




珠実は中学からやっている、吹奏楽部に決めたようだ。




私は4人と別れ、祖母に頼まれた買い物をして家に急いだ。




祖母の名前は藍子だから、アイちゃん食堂。




アイちゃん食堂は昼もやってるから大変なんだ。




私が帰ると洗い場は、食器の山。




アイちゃんはただ今仮眠中。




『華耶おかえり。』




私の帰りをいつも迎えてくれるのは、




アイちゃん食堂の唯一の従業員高橋薫君。




彼は調理師の免許を持っていて、何故かアイちゃんを慕い、



この小さな食堂で、2年前から働いている。




薫君はまだ20才、若いけど料理の腕前は凄いと思う。



アイちゃんでお昼を始めたのも薫君の提案。




若いOLさんが、薫君目当てで来たりして、お店は繁盛しだした。




夕方から夜にかけて、居酒屋ふうにお酒を用意したら、これもうまく行き、




お客さんが増えたのだ。




お客さん増えたのは嬉しいが、忙し過ぎる。









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