〖完〗子ども警察官の精華
 いつもだったら、平気だったのに・・・

 いつもはロケさえ終われば、戻れたのに・・・


 今日は違った。

 いつ戻れるのか、分からないからだ。

 
 頭がぐるぐるして、もう、ここはどこなのか分からない。


 でも、誰かに操られているように、次々と乗り換えていく。

 精華も、後から驚いた。


 そして、三時間以上にも及ぶ長旅も終焉を迎えた。

 
「精華ちゃん、ようこそ。」

 下宿先でお世話になる、御船家族の姿が。

 新幹線の駅で迎えに来てくれた。


 
 
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