〖完〗子ども警察官の精華
――なんとしても、解決しなくては・・・。――

 
「皆さん、廊下に出席番号順に並んでください。」

 先生の声で、精華はわれに返った。


 慌てて、自分の前後の人の顔を覚えようとする。

 前は男の子。後ろは女の子。


 今度は慌てていた。

 急いで並ぼうとしたら、全然並んでいない・・・


 急いでいた意味が、ちょっとなかった。


 何とか並んで、先生に連れられて体育館へ。


 いよいよ、入学と同時に、事件解決への幕が開く。


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