〖完〗子ども警察官の精華
第三章 解を求めて
 翌朝、学校に着いた。


 クラスでは、昨日の事件が持ち上がっている。

「本当怖いよね。」

「右腕を大火傷・・・うわ~~きもちわりぃ~。」

 確かに気持ち悪い。

 気持ちは分かる。


「先生が、一生懸命火を消そうとしていたし。」

「でもさ、火傷した先輩さ、全然悲鳴上げてなかったし。」

「おかしくね。普通『熱い。熱い。』って叫ぶし。」


――って言うことは、眠った状態で火をつけられた!?――

 早速にも、一つ情報をつかんだ。

 ノートに書きたいところだ。

 でも、書いたらばれるので、とりあえず記憶。


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