【完】ポケット-幼なじみ-
今日、屋上で寝ていた時、
歩夢と戸塚先輩の
声が耳に入ってきた。
結構前から、戸塚先輩が
歩夢のことを
好きだという噂があった。
歩夢は鈍感だから
気付いていないとおもう。
少しだけのぞいて見ると歩夢は
戸塚先輩に抱きしめられていた。
――――――――ズキッ
なんだか胸が締め付けられて
いるような感覚に襲われた。
――でも
なにもするつもりなかった。
けれど……戸塚先輩に歩夢が
キスされそうになった時、
何故か…体が勝手に動いていた。
―――――…正直、焦ったんだ。