~先生と私の秘密~



「お前と二人っきりの保健室なんて…何かドキドキするな」



「…何言ってるの。本当に心配したんだから…」



次々と我慢していた涙が零れ落ちる。



「心配かけてごめんな…」



そう言って涙を拭ってくれた先生の手を両手で包み込む。



「無理してたのバレバレなんだからね…何かあってからじゃ遅いんだから…」



止まらない涙。



誰かを失う悲しみはもう味わいたくない…。



「一瞬、先生を失いそうで怖かった…」



「澪」



先生はベッドに横たわりながら私を優しく抱きしめてくれた。



「絶対にお前を一人にはしないから。何があってもお前の傍にいる…約束するよ」



…また涙が止まらなくなっちゃった。



「だから…泣くなよ」



周りは未だに静かにならない。私達のこの姿を誰かに見られてるかもしれない…それでも関係なかった。



「…隼人」



いつもは恥ずかしくて呼べない名前を呼んで思いっきり抱きついた。



「良かった…本当に良かった…」



< 201 / 201 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

心の詩
Vinus/著

総文字数/894

詩・短歌・俳句・川柳6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
様々な事柄を私なりの 言の葉にのせて 今、あなたの元へ・・・。 ※私なりの表現ですので中傷は受け付けません。 どうか皆さんの心の詩になりますように。 感想お待ちしてます。
サンタさんの代理人
Vinus/著

総文字数/8,375

ファンタジー21ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「今日からあなたがサンタさんです!」 突然のサンタさん宣言でサンタさんを勤める事になってしまった私・・。 でもサンタさんってどうやってやるの??? =10月20日開始= 感想待ってます! 毎日更新頑張ります(*^o^*)っ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop