☆アドバイス図書室☆
個人的な話で恐縮ですが、自分は婦人科系の大病しているので、ホルモンバランスがめっさ悪いです。三十代中盤ですが未だに無排卵月経を繰り返し、たまに排卵誘発剤をもらいます。

幸い? 未婚だし、特定の彼氏もおりませんので、余計な心配をせずに済んでますが、たまたまテレビで、排卵誘発剤による多胎児の間引きのドキュメンタリーを見ました。
多胎児は母体を死に至らしめる可能性も高いのと、正直経済的理由云々で、間引きするケースがわりとあるということです。

コレは怖い! 

自分にもしそんなことがおこったら、わたしは選別をしなくてはなりません。

でも、自分が死ぬのもイヤです。

女って、ほんとに損ですよね。


人生には、さまざまな選択をしなければならないことがあります。
ときには人の命がかかる場合もあるでしょう。

残酷なようですが、他人の苦しみは10倍ガマンできます。

そんなとき『わたし』ができる精一杯の選択をし、結果何かを亡くしてしまったとしても、それは仕方のないことだと思います。
(あの作品の描写では主人公の選択肢がなかったので、それがまずかった)。


心の傷は、一日二日で治るものではありません。
傷が表出しない場合もありますから。

自分のような哀しみを他の人に味わってほしくない、だから警鐘を鳴らしたい、というお気持ちは大切だし、他人に啓蒙することによって、自分を乗り越えたいという気持ちもわかります。

ならばこそ、作品として世に訴えかけるために、もう一山超えて過去を受け入れた状態ではないと、読んでほしいメインターゲットは当然ながら、ご本人もキツイんじゃないでしょうか?

どうですかね?


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